薄型スマホブームは再燃するか?Galaxy S25 Edge発表を機に考察
2025年5月、サムスン電子は厚さ5.8 mm・重量163 gの超薄型フラッグシップ「Galaxy S25 Edge」を発表しました。発売日は5月23日で、日本での取り扱い予定は現時点でありません。

目次
Galaxy S25 Edge――“薄さ”を突き詰めた最新モデルの概要
- 厚さ 5.8 mm、重量 163 g のスリム筐体
- Snapdragon 8 Elite for Galaxy プロセッサ搭載
- 6.7インチ 120 Hz 有機EL
- 3,900 mAh バッテリー/25W急速充電
- AI 撮影補正に対応する 200 MP メインカメラ 12 MP 超広角

「薄型」×「軽量」×「大画面」
スマホはここ数年でカメラ性能・バッテリー容量を優先し厚みや重さが増加しました。
今回発表されたGalaxy S25 Edgeはこれまでと違い「薄さ」、「軽さ」に重点を置き、大画面でありながら
軽量という新たなニーズに応えたように思います。
薄型スマホの歴史と課題
過去には 2014 年の vivo X5 Max(4.75 mm) や 2015 年の OPPO R5(4.85 mm) が“世界最薄”を競いましたが、バッテリー持続時間や発熱、筐体剛性の課題で主流にはなりませんでした。
主要モデル厚さ比較
機種 | 厚さ | 重量 | 発売日 | 日本展開 |
---|---|---|---|---|
Galaxy S25 Edge | 5.8 mm | 163 g | 2025-05-23 | ― |
iPhone 16 Pro | 8.25 mm | 199 g | 2024-09-20 | ◯ |
Pixel 9a | 8.9 mm | 186 g | 2024-04-10 | ◯ |
薄型化のメリットとトレードオフ
- 携帯性向上:胸ポケットにも収まる薄さはビジネスユーザーに好評
- デザイン性:フラットでスタイリッシュな外観はブランドイメージ向上に寄与
- 課題:バッテリー容量・放熱・剛性の確保が難しく、特にハードユーザーには不安材料
今後の展望――ブームは本当に来るのか?

折りたたみ機構やカメラ特化型など、多様化するスマホ市場で“薄いこと”だけが購入動機になる可能性は高くありません。しかし「AI・高性能カメラ・大容量バッテリー」を維持しつつ薄さを実現できれば、プレミアムセグメントの付加価値として定着する余地があります。サムスンに続き、Apple が噂の iPhone 17 Air(5.5 mm) を投入すればトレンドが加速するかもしれません。
まとめ
Galaxy S25 Edge は薄型スマホ再興の試金石です。ユーザーが実用性と携帯性の“ちょうどいいバランス”を評価するかどうかが、ブームの行方を左右するでしょう。今後の各社の動向にも注目です。
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