最近話題となっているアメリカの追加関税問題。この影響で「iPhoneの価格が上昇するのでは?」という声も聞かれるようになりました。
今回は、アメリカの関税政策がiPhoneの価格に与える影響について、わかりやすく解説します。
アメリカの追加関税が日本の輸出産業に与える影響
まず、今回の追加関税で特に大きな影響を受けるのは、日本からアメリカへの輸出産業です。
特に自動車産業は打撃が大きく、トランプ前大統領は最大24%の関税を発動する方針を示しています。
日本国内で製造し、アメリカに輸出している企業にとってはコスト増加が避けられず、業界全体で影響が広がると見られています。
一方で、アメリカから日本への輸入品については、現時点では目立った制限や影響はありません。
関税がもたらす為替への影響とその波及
関税によりアメリカ国内の輸入品の価格が上昇すれば、インフレ懸念が強まります。
その対策としてアメリカが金利を引き上げる可能性もあり、結果としてドル高・円安が進行する可能性があります。
一方で、市場ではリスク回避として円買いが進むこともあり得るため、必ずしも一方向に動くとは限りません。
しかし為替の変動は、iPhoneの日本国内での価格に直接的な影響を及ぼします。
iPhoneは中国生産がメイン、関税の影響は?
iPhoneの製造拠点は、主に中国とインド。
そして現在、中国からアメリカへの輸入品には最大54%の関税が課せられるとも言われています。
追記
2025年4月11日現在、米中間の関税措置は以下のように推移しています。
- 米国の措置: トランプ政権は中国からの輸入品に対し、累積で少なくとも145%の関税を課しています。
- 中国の対応: これに対抗し、中国は米国からの輸入品に対し、84%の追加関税を課しています。
この関税応酬により、両国間の貿易摩擦が激化し、世界経済への影響が懸念されています。特に、米国の消費者は中国製品の価格上昇に直面しており、例えば、低価格のオンラインプラットフォームであるSheinやTemuでの購入価格が大幅に上昇する見込みです。
この追加関税がAppleにとって大きなコスト増になるのは間違いなく、これを販売価格に転嫁する可能性があります。
Appleも様々なコスト吸収策を講じると見られますが、全てを内部で処理するのは難しく、最終的に消費者が負担する形になる可能性は否定できません。
【結論】iPhoneの価格上昇は避けられない?
現時点での情報を総合すると、iPhoneの価格が上昇する可能性は高いと考えられます。
ただし、「いきなり大幅な値上げが起こる」というわけではなく、段階的な価格調整になると予想されます。
特に日本においては、円高か円安かによってiPhoneの販売価格が左右されるため、為替の動きにも要注目です。
まとめ:次期iPhoneの価格動向に注目!
- アメリカの追加関税は日本の輸出産業に大きな影響を与える
- iPhoneは主に中国製で、米中関税の影響を強く受ける
- 為替変動もiPhone価格に影響
- 今後の価格改定は避けられない可能性が高い
次に発売されるiPhoneの価格がどうなるのか、最新の動向をチェックしておくと安心です。
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