ここ最近、米の価格が高いとみなさん感じているかと思います。
去年の9月頃のコシヒカリの小売価格は5キロ3000円程。それが今では4000円〜5000円くらいまで高騰している状況。
この状況を受けて農水省がようやく動き出しました。
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21万トンの備蓄米放出
農水省は価格を抑えるために放出するつもりはなかったようなので、ここまで動き出しが遅れたのかと思われますが、21万トンの備蓄米放出が決定しました。
国内では備蓄米が100万トンあるためおよそ2割ほどの放出。お茶碗32億杯分に相当するそうです。
農家→集荷業者→卸売業者→小売店→消費者と流通していくお米ですが、去年の農家の生産量は18万トン増でしたが、集荷業者が集めた量は21万トン減少していたとのこと。これに合わせての21万トン放出かと思われます。
農水省の発表では、初回は15万トンの放出。そこから市場の様子を見つつ追加される見込みです。
1割程度の値下げは期待できる。
米が高騰しているため、米の販売業者が販売を渋って流通を滞らせている可能性がある。
備蓄米放出により流通が改善すれば、この販売業者も在庫の価値が下がる前にどんどん売り捌くことでしょう。
とはいえ、そもそもの生産量が需要より少ない状況が改善しなければ、大幅な下落はなさそうという予想。
1割程度の値下がりは期待できるかもしれない。
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