SNSで誹謗中傷を書いている人たちへ

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たくおです。

パリ五輪に出場したスポーツ選手に対してのSNSでの誹謗中傷書き込みが8500件超あったと国際オリンピック委員会(IOC)が報じておりました。

SNSでの発言にはリスクが伴うので十分に理解して発言するべきかと思います。どのようなリスクがあるのか考えてみましょう。

なぜ誹謗中傷を書き込んでしまうのか

理由は様々あるかと思いますが、主に心理的な理由として挙げられるのは以下の通り

1. ストレス発散
ユーザーが自身の不満やストレスを発散するために、他者を攻撃する行為に及ぶことがあります。特に、匿名性が保障されるSNSでは、自分の感情を制御せずに発言することが容易です。
2. 劣等感や嫉妬心
アスリートが成功していることに対する嫉妬や、劣等感から攻撃的なコメントをすることがあります。自分が到達できない成果を目の当たりにしたとき、その感情がネガティブな形で表出することがあります。
3. 集団心理
SNS上で他のユーザーが批判的なコメントをしていると、それに同調してしまう「群衆心理」が働くことがあります。個人としては批判的な考えを持っていなくても、他人の意見に引きずられることで、誹謗中傷に加担することがあります。
4. 責任感の欠如
インターネット上での発言が現実世界にどのような影響を及ぼすのかを理解していない、または軽視しているユーザーが多くいます。自分のコメントが実際にどれだけのダメージを与えるかに対して無関心な人々が多いです。
5. 反応を得たいという欲求
誹謗中傷をすることで他者の注目を引こうとする欲求が働く場合もあります。過激なコメントをすることで「いいね」や「リツイート」を増やしたいと考えるユーザーも存在します

これらの理由が重なり合って、SNS上での誹謗中傷が発生することがあります。しかし、いずれの理由であれ、他者を傷つける行為は正当化できるものではなく、社会的な責任が問われるべき問題です。

誹謗中傷により発生するリスク

発言の自由を主張する方もおられるでしょうが、それは誹謗中傷を書いていい理由になるのでしょうか?発言の自由は民主主義社会における権利であり、人が自由に意見を表明できることは尊重されるべきです。しかし、この権利には限界があり、他者の権利を侵害するような発言は許されません。SNSで誹謗中傷を行うと、以下のようなリスクが考えられます。

1. 法的リスク
誹謗中傷は名誉毀損や侮辱罪に該当する可能性があり、被害者から訴えられると、刑事罰や損害賠償を求められることがあります。
2. 社会的リスク
SNS上の発言は広範囲に拡散されるため、自身の発言が社会的に問題視されることがあります。これにより、職場やコミュニティでの評判が悪化し、場合によっては解雇や人間関係の断絶などが起こる可能性があります。
3. 心理的リスク
他者を攻撃することによって、一時的に優越感を感じることがあるかもしれませんが、長期的には罪悪感や孤独感に苦しむことがあります。また、逆に自身が反発や攻撃の対象になる可能性もあります。
4. 被害者への影響
誹謗中傷は被害者の精神的健康に深刻な影響を及ぼし、最悪の場合、自殺などの重大な結果を招くこともあります。これにより、さらに重い責任を負うことになります。

これらのリスクを理解し、SNS上での発言には十分な配慮が必要です。

罪の意識なく何気なく書き込んでいる人も多いですが、刑事訴訟ともなれば公開しても遅いので絶対にやめましょう。

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