ソニーが 2025 年 5 月 30 日に発売するフラッグシップヘッドホン WH‑1000XM6 は、第 6 世代となるノイズキャンセリング (NC) モデルです。先代 XM5 で一度姿を消した折りたたみ機構が復活し、NC 処理チップやマイク配置まで見直されたことで、さらなる静寂と高音質を実現しています。本記事では実機を 2 週間使い込んだ体験をもとに、特徴・進化点・競合との比較を詳しく解説します。
目次
WH‑1000XM6 の主な新機能
- 折りたたみ機構の復活:新設計ヒンジで XM4 以前より耐久性が向上。付属ケースは 25% 小型化。
- NC プロセッサ QN3 搭載:前世代 QN1 比で約 7 倍の演算能力。特に高域ノイズの抑制が強化。
- マイク 12 基 & AI ビームフォーミング:通話品質を大幅改善し、風切り音も低減。
- LE Audio (LC3) 対応:低遅延かつ高効率コーデックで動画視聴やゲームに最適。
- 充電しながら再生可能:USB‑C 充電と 3.5 mm 有線接続を併用でき、長時間のオンライン会議でも安心。
ノイズキャンセリング性能
飛行機・電車・オフィス環境でテストしたところ、高域ノイズの減衰が体感レベルで向上。キーボード音や人の話し声がさらに遠くに感じられ、集中力が保ちやすい印象です。
音質
低域は量感を保ちつつ締まりが向上し、中高域のディテールがより鮮明。10 バンド EQ で好みに合わせて微調整できるのもポイント。360 Reality Audio Upmix も効果的でライブ音源が臨場感アップ。
装着感 & 携帯性
イヤーパッドは肉厚かつ低反発素材で、長時間装着しても側圧疲れが少ない印象。折りたたみケースはビジネスバッグにも収まりやすく、モバイルワークのお供に最適です。
通話品質
AI ビームフォーミングのおかげで周囲がうるさいカフェでも相手から「声がクリア」と高評価。風切り音フィルターも効果的で、屋外通話のストレスが軽減されました。
おすすめできるユーザー像
- XM4 以前からアップグレードしたい人:NC と音質の違いを即体感。
- 出張・旅行が多い人:折りたたみ+長時間バッテリーで荷物とバッテリー不安を削減。
- Android 端末で高音質を楽しみたい人:LDAC & LC3 の両対応で最新スマホと好相性。
XM5 ユーザーは折りたたみと LE Audio の必要度が乗り換えの鍵になります。
価格と発売日
- 発売日:2025 年 5 月 30 日 (国内)
- 税込価格:59,400 円
- カラー:ブラック / プラチナシルバー (海外限定でミッドナイトブルー)
まとめ
WH‑1000XM6 は「静か・高音質・携帯性」を高次元で融合させた 2025 年のベンチマークヘッドホンです。折りたたみ復活によりビジネスパーソンやトラベラーの実用性が向上し、LE Audio 対応で将来性も万全。現行最強クラスのノイズキャンセリングヘッドホン を求めるなら、まず候補に入れて間違いない一台と言えます。
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