【徹底検証】Switch 2の品薄問題はなぜ解決したのか?激動の1年を振り返る

2026年1月現在、ようやく店頭で普通に見かけるようになった「Nintendo Switch 2」。 発売当初の狂騒的な争奪戦が嘘のように、今は平穏を取り戻しています。

しかし、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。前世代機を超える初動、転売ヤーとの攻防、そして供給安定への転換点──。 本記事では、2025年の発表から現在に至るまでの「Switch 2 品薄解消」のプロセスを時系列で振り返ります。

1. 発表と衝撃の価格戦略(2025年前半)

すべては2025年1月16日の初報から始まりました。その後、4月2日に配信された「Switch 2 ダイレクト」にて詳細が明らかになると、市場は大きく揺れ動きました。

特に話題を呼んだのが、円安と転売対策を強く意識した**「2つの価格設定」**です。

  • 日本国内専用モデル:49,980円(日本語UIのみ、国内アカウント限定)
  • 多言語対応モデル:69,980円

あえて機能(言語・アカウント)を制限することで安価に提供するこの「国内優遇施策」は、多くの日本のゲーマーから「英断」として好意的に受け入れられました。この時点では、「これなら転売対策も万全だろう」という楽観的な見方も少なくありませんでした。

2. 「買いたくても買えない」発売後の混乱(2025年6月~夏)

2025年6月5日、ローンチタイトルの『マリオカート ワールド』と共にSwitch 2は発売されました。 結果は、過去最高を記録するロケットスタート。しかし、それは長い「品薄地獄」の幕開けでもありました。

国内専用モデルの縛りがあったにもかかわらず、需要が供給を遥かに上回り、極度の品薄状態が継続。抽選販売の倍率は高騰し続け、SNSでは「買いたくても買えない」というユーザーの悲鳴が溢れかえりました。

この時期に特異だったのが、「ハードは売れているのにソフト装着率が低い」というねじれ現象です。 「とりあえず本体を確保しておきたい」という心理が働き、肝心のゲームソフトが遊ばれていない──。プラットフォーマーとしては最も避けたい事態が、夏頃まで続いていました。

3. 転機と逆襲(2025年秋~年末)

状況が大きく変わり始めたのは、2025年の秋口からです。任天堂はここで、販売戦略の大胆なシフトチェンジを行いました。

① 「ファン優遇」への販売方式変更

従来の無作為な抽選から、明確に既存ファンを優遇する方式へ切り替えられました。

  • 過去の抽選で何度も落選している人
  • Nintendo Switch Onlineの長期加入者

これらを優先当選させることで、確実に「遊びたい人」の手にハードが渡るようになりました。

② キラータイトルに合わせた大量供給

最大の転機は10月。『Pokémon LEGENDS Z-A(ゼットエー)』の発売です。このタイミングで、これまで見たことのない規模の本体出荷が行われました。 さらに『ドンキーコング バナンザ』や、完全新作となる『カービィのエアライド』といった強力なラインナップが市場を牽引。

「ソフトが遊びたいからハードを買う」という本来の健全なサイクルが復活し、年末商戦を通じて実需層への普及が一気に進みました。

4. そして供給安定へ(2026年1月現在)

年が明け、2026年1月。 今や家電量販店に行けば、普通にSwitch 2が棚に並んでいます。フリマアプリでの転売価格も定価割れを起こし、転売騒動は完全に収束しました。

総評:Switch 2の普及は成功したのか?

振り返ってみれば、発売直後の混乱はあったものの、最終的には以下の2点が奏功したと言えます。

  1. 「国内専用モデル」による海外流出の抑制
  2. 「既存ユーザー優遇」による熱心なファンへの優先供給

これらが、秋以降のキラータイトル連発とうまく噛み合いました。 結果として、SwitchからSwitch 2への世代交代は、極めて順調に進んだと結論付けて良いでしょう。これからのラインナップにも期待が高まります。

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